ドライヤーのクール機能ってどのような目的で使うかご存知でしょうか。何のために使うか知らない人が多いクール機能。実はメリット満載なんですよ。
ドライヤーのクール機能を使っていますか?ほぼ全てのドライヤーに必ずと言っていい程備わっている機能ですよね。しかし、その割には活用できていない人がほとんどです。
クール機能は使い方次第で髪質を大きく変えられる可能性があります。せっかくの機能であるクール機能は使わないと損ですよ。
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クール機能の使い方
クール機能は、髪の毛や頭皮が殆ど乾いてから使います。その名の通り冷やすために使うんですね。夏の暑い日に風だけで乾かすために使うんじゃないですよ。
なぜ冷やすかというと、ドライヤーの熱で一旦乾かした後に冷やすことで、髪や頭皮にとって様々な良い効果が得られるんです。
クール機能の効果とは
頭皮を乾燥から防ぐ
頭皮が乾燥して水分が少なくなると、フケが増えたり、ターンオーバーが乱れて異臭や薄毛の原因にもなりかねません。
ドライヤーの熱で温まったままの頭皮は余熱で更に乾燥してしまいます。要は乾かしすぎですね。頭皮は生乾きだと雑菌が繁殖したりして良くありませんが、乾燥し過ぎも問題です。
じゃあ一体どうすれば良いの?と思うかもしれませんが、そこで活躍するのがクール機能です。ドライヤーの熱で熱くなリ過ぎた頭皮を冷まして、それ以上乾燥し過ぎないように出来るんですね。頭皮をいたわるのは髪の毛にとっても大事なことですからね。
キューティクルを保護し髪の毛に艶が生まれる
キューティクルはウロコ状に髪の毛を保護し、水分やタンパク質が髪の毛から出て行かないようにしています。しかしキューティクルに熱を与えると、ダメージを受けて開いてしまうんですね。
そこで冷風を当てると髪の毛が冷やされ、当然キューティクルの温度も下がります。キューティクルは冷やすと閉じて固まってくれますので、熱で開いた状態が元に戻り、再び髪の毛を保護してくれるというわけです。
キューティクルの状態を正しく保っていると、タンパク質や水分が保持され、髪の毛に艶が出て美しい状態を維持できることになります。艶や潤いのある美しい髪の毛を手に入れたいなら、キューティクルにダメージを与えず良好に保つのが絶対条件なんですね。
髪の毛の細胞は死んだ細胞なので、自分で修復することが出来ません。キューティクルも同様です。なので、ダメージを受けると、次の髪が生えてくるまでそのままなんですね。だから余計に大事にしたいですよね。
冷風で仕上げる事で寝付きも良くなる!?
副交感神経が優位になることで、睡眠に入りやすい状態にできます。人間は交感神経が優位になると、緊張や興奮が高まって、心拍数も上昇します。そんな状態だとなかなか寝付けないんですね。
寝る前は副交感神経を優位にしてやることで、リラックスして疲労回復しやすい状態に導くことが出来ます。冷風で頭周辺の温度を下げると、副交感神経が優位になりますから、その後寝る時の寝付きが良くなるわけです。
ドライヤーで乾かしてから寝るまでの時間ってそんなに無いですよね。寝る前に副交感神経を優位にし、睡眠の質を上げることが出来れば、成長ホルモンの分泌も盛んになって、頭皮や髪の毛の状態も良い方向に向かいます。
セットした髪の毛の状態を固定できる
ドライヤーをしながら髪の毛をセットする場合が多いと思いますが、セットした後にクール機能で髪の毛を冷やすと、髪の毛のタンパク質が固まって固定します。
つまりこの状態にすることで、セットした髪が崩れにくくなる訳です。特に薄毛を気にする方は、ヘアスタイリング剤なんかは極力使わない方が良いです。これらは頭皮にとっては不要であるばかりか、毛穴に詰まったりして薄毛を進行させる原因にもなりかねません。
クール機能である程度セットした髪の毛の状態が維持できれば、こういったスタイリング剤も量を減らせたり、完全に無くすことだって出来ます。そうすれば、髪や頭皮にとって良い事ばかりですよ。
もっと髪質を良くしたいなら低温トリートメントドライヤーがオススメ
クール機能はあなたが持っているドライヤーにもあると思いますので是非活用してみてください。メリットが非常に多く、使わない手はないですよね。
クール機能はドライヤーの熱を冷やすことで様々なメリットが得られますが、それじゃあそもそも髪を熱くし過ぎなければもっと髪質を良く出来るはず!と思いませんか?
実はその通りで、普通の一般的に市販されているドライヤーは100℃を超えるような高温になっているんです。
髪の毛には神経がないので、ある程度熱くても気付かないので我慢出来てしまうんですね。そんな高温になれば、髪の毛のキューティクルや頭皮は結構なダメージを受けてしまいます。
それを解決したのが低温トリートメントドライヤーなんです。キューティクルにもダメージを与えない60℃付近で乾かすので、髪がダメージを受けにくいです。でもそれでは乾かすのに時間がかかるんじゃないの?と思われますよね。
しかし低温トリートメントドライヤーは、乾く時間が逆に短くなります。そもそも普通のドライヤーは100度を超える部分というのは一部で、50℃付近の部分もあるんです。つまり温度のムラが非常に大きいんです。ですので、無駄が多く必要以上に乾燥時間がかかっているんですね。
一方低温トリートメントドライヤーは温度ムラの幅が3℃位しかなく、一定してムラがありませんので、効率よく乾燥させることが出来るんです。そのため、最高温度は低いにも関わらず、乾燥時間は早く出来るんですね。
乾燥が早いということは、髪や頭皮を熱にさらす時間が短くて済みますので、そういう意味でも髪や頭皮へのダメージを最小限にできる訳です。プラスしてクール機能も使えばより完璧ですね。
まとめ ― クール機能を使い倒して髪質を改善しよう!
ドライヤーのクール機能は使っていない人が非常に多いですし、それどころか本来の使い方さえ分かっていない人が大半を占めます。しかし、クール機能は驚くほど多くのメリットを備えており、使わない手はないんですね。
それにクール機能が付いていないドライヤーというのは探すのが難しいほど皆無ですよね。私はクール機能が付いていないドライヤーを見たことがありません。
あなたのドライヤーにもきっとクール機能はあると思いますので、今日からでも手軽に実施する事が出来ますよね。是非ともクール機能を活用し、潤いやツヤのある美しい髪を維持してくださいね。